リューゲン軽便鉄道
Rugensche Kleinbahn GmbH
バルト海に突き出たリューゲン島はかつて１００Ｋｍにも及ぶ軽便鉄道が網の目のように網羅していた。
本土と島の間には連絡船が運航され、標準軌の貨車が島まで運ばれていた。その貨車を７５０ｍｍ用の台車に
載せ小さなＳＬが引っ張っていた。そんなのんびりとした島に本土との橋が開通し事情は一変。一部の軽便は
標準軌道に改軌、残る軽便路線もトラック輸送への転換で廃止の憂き目に。島の軽便は急速に営業キロ数を減
らし今日まで唯一残ったのがリューゲン軽便鉄道である。この路線はバルト海沿岸を走り、全線が保養地や海
水浴場で観光路線として利用客が多い。その為朝５時から夜１０時過ぎまで全列車蒸気運転で他のナロー鉄道
と異なり機関車や客車もカラフルで明るく楽しい雰囲気の人気路線である。
ＤＢ路線と接続するプットブス駅構内に機関車が集結。他のナロー路線ではポピュラーな９９−７７機関車も居るが
ここでは陰が薄い。リューゲン鉄道は機関車のバリエーションが豊富でしかもＬＧＢのモデルとなったプロトタイプ
機関車が４車種（ＤＬ１種、ＳＬ３種）在籍している。まさに一分の一ＬＧＢ庭園鉄道のようで、動く博物館のよう
でもある。
終着駅のゲーレン駅は立派な駅舎で付近には博物館もある。
平坦な路線の為かなりのスピード快走する５２Ｄタンク。
LGB22512のV51 901
LGB21261と同型車種
LGB28002の５３Mh
LGB28001と同型
